千葉県 市原市南部
千葉県内一の面積を有する市原市。東京湾沿いには国内最大級の石油化学コンビナート、中心部には上総国府の面影を残す悠久の歴史。そして私たちが暮らす南部には、養老渓谷をはじめとする豊かな自然に恵まれ、里山では懐かしい田園風景が広がっています。
風にのってふわりと香る、野焼きの甘い匂い。四季を通していつでも里山は我々の目を潤し、暮れになれば年寄りたちの手仕事からはその年に取れたお米の稲藁から艶のあるしめ飾りの縄が生まれる。実に美しい暮らしが、この里にはあります。
80歳を過ぎても 野山を身軽に駆け巡るばあちゃんたちはまるで少女のように表情豊かな笑顔で、その命にみずみずしさを感じるほど。
余分なこわばりは大地がそっと受け流してくれる。必要なエネルギーは森と水が与えてくれる。これからの流れは風がそっと教えてくれる。
かつて我々はそうやって里山から多くの恩恵を受け、自身の美しさとたくましさを育んできました。